当社は、芸術と工学の融合を志し数々のクリエイターを輩出している、九州芸術工科大学（現九州大学芸術工学府）の卒業生が集まり、2005年に設立しました。そして、先端的なテクノロジーとデザインを組み合わせ、まだ世の中に存在していなかったものをつくり出し続けてまいりました。体験型インタラクションコンテンツのパイオニアとして、手がけた受託案件は1,500作品を超えます。

「すごいは一度だけ、楽しいは何度でも。」

これは私たちのクリエイティブポリシーです。

すごいのは、つくった人。楽しいのは、体験している人。私たちが常にユーザーを最優先に考えて作品づくりをしていることを表した言葉です。

私たち自身がクリエイターとして、みんなが楽しめる作品をつくっていくなかで気付いたこと。それは、本来はこの「つくる」という行為そのものが一番楽しいのではないかということです。だから、みんながつくる楽しさを味わえる「しくみ」を提供すれば、世界はもっと楽しくなるに違いない。

人は、つくることを止められない生き物です。創造性が人類をここまで進歩させ、生きることを楽しくする原動力となってきました。つくることを楽しめる人（＝クリエイター）が増えれば、世界に笑顔は溢れ、人類をアップデートすることに繋がると信じています。

しくみデザインは、単なる「クリエイター」にとどまらず、クリエイターをクリエイトし続ける「しくみ」を提供する「クリエイタークリエイター」へと進化いたします。

私たちが楽しい作品を生み出し続けられるのは、アイデアの出し方のコツを知っているからです。そのコツを行動指針「しくみデザインのしくみ」として掲げています。

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  1．シキイを下げよう！

  それは、敷居を下げてやりたくなる人を増やしているか
  「できない」を「できる」に変えられるか

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  2．カキネを越えよう！

  それは、垣根を越えて違う領域に踏み込んでいるか
  異なるジャンルを組み合わせて新しいことを生み出しているか

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  3．ワクワクを共有しよう！

  そのワクワクは、みんなに共有したくなるか
  他の人にシェアすることで新しい価値を生んでいるか

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  4．トクイを活かそう！

  それは、自分の得意なことに繋がっているか
  自ら活躍の場をつくり他者と補い合うことで、相乗効果を生んでいるか

当社は、ユニバーサルデザインの研究者でありメディアアーティストでもあった代表のもとに、デザイン、サウンド、エンジニアリング、そしてマネージメントそれぞれのスペシャリストが集まって、様々な「日本初」を生み出してきました。これらは、カメラ等のセンサーを使った体の動きで演奏する楽器や参加型デジタルサイネージの特許を取得し、抜群の精度や安定性で高い評価を得てきた技術力があったからこそ実現できたものです。

そのクリエイティビティは、日本のみならず世界からも高く評価され、世界一に３回輝きました（※１，２，３）。

※１：Intel Perceptual Computing Challenge（アメリカ）
※２：the CHAOS ASIA 2014（シンガポール）
※３：Sónar+D Startup Competition Awards 2016（スペイン）

「クリエイターエコノミー」という言葉が聞かれるようになりました。

ずっと第一線のクリエイターとして活動してきた私たちは、やっとクリエイターが主役になれる土壌が整い始めたんだと嬉しく感じるとともに、身が引き締まる思いです。

ChatGPTをはじめとする生成AIが急激に進化し、クリエイターの地位が危ぶまれているという説もありますが、私たちはそうは思いません。なぜなら、つくるという行為は人間の４番目の本能であり、欲求だからです。AIを活用した新しい表現が生まれることでしょう。

未来の豊かさや楽しさは、個々のクリエイティビティにかかっていると考えています。

子どもたちは、つくることの天才です。そこにあるものやわずかな道具を頼りに、独自の遊びをつくり出し、無心に楽しむことができます。

そんな、人が本来持っている創造性を解放することが、人々が今よりもっと生き生きと人生を楽しむことに繋がると信じて、私たちしくみデザインは邁進してまいります。

すべての人がつくることを楽しめる、幸せな世界を目指して。