2017年9月9日(土)・10日(日)に福岡市役所西側ふれあい広場にてデジタルとエンタテインメントのフェスティバル「The Creators」が開催されました。
今年はEXILE THE SECONDのステージなど人気アーティストが数多く登場。開場時間を待たずに入場待ちの行列ができるなど、毎日たくさんの方で賑わっていました。
しくみデザインもステージでのARC Time Attack Challenge、そしてこのブログでもお知らせした「FUKUOKA Creators Award 2017」の結果発表と表彰式でThe Creatorsに参加しました。
ARC Time Attack Challenge
The Creatorsのステージは初日・二日目ともに観客席前部に作られた特設サーキットを使ったラジコンレース「ARC Time Attack Challenge」でスタート。両日ともトップ5に入った参加者には賞品が準備されていることもあって、老若男女問わずたくさんのプレイヤーがARCでタイムを競いました。
ARCはAR(拡張現実)とRC(ラジオコントロール)を組み合わせた新世代ラジコン。ラジコンカーの前面にはカメラが搭載され、参加者はそのカメラからリアルタイムに送られてくる映像を見ながら車を操作します。今回はステージ上に特設運転席を設け、カメラ画像は舞台前面の大型ディスプレイに上映。参加者と観客が一体となって楽しむアトラクションになりました。
ARCでは運転前にランキング表示用にアイコンとなる顔写真を撮影するのですが、みなさん思い思いの表情で撮影。子どもたちの笑顔に会場からは「かわいい~!」の声が上がっていました。
今回はダンボールで作られたコースに加えて、プロが操作する2台のラジコンがコース上に出現。ときに邪魔をしたり、困っているプレイヤーを助けたりなど大活躍でした。
レースは特設サーキットを3周する合計タイムで競われました。最速タイムを出したのは2日目の優勝者。しかも30秒を切る奇跡的なタイムでのぶっちぎり優勝で、操作に慣れたしくみスタッフの記録を大きく超えるタイムにスタッフ全員でびっくりしました。
FUKUOKA Creators Award 2017 授賞式
そして9月9日(土)の夕方にはビジュアルプログラミングアプリ「Springin’」を使ったプログラミングコンテスト「FUKUOKA Creators Award 2017」の授賞式が開催。しくみデザインの中村俊介に加え、特別審査員の千原せいじさん、そしてプレゼンターとして高島福岡市長が登壇しました。
受賞者全員がステージに上り、賞状を受け取ったあとは、自身でiPadを操作して自分の作品をプレゼン。会場いっぱいの観客のみなさんの前でのプレゼンにみなさん緊張の面持ちでしたが、ちゃんと最後まで作品を紹介できていました。これも非常に良い経験になったはずです!
ではさっそく受賞作品をご紹介しましょう。下記でご紹介する作品の画像をクリックすると、その作品のダウンロードページが開きます。iPhoneやiPadをお持ちの方はAppStoreでSpringin’をダウンロードして、受賞作品を実際に操作してみてくださいね。作品のダウンロードとプレイは無料で可能です!
FUKUOKA Creators Award 2017 受賞作品一覧
クリエイティブ福岡推進協議会会長(高島宗一郎 福岡市長)賞
パクパクアイス / 小垣 蓮さん(中学生)
副賞にはiPad ProとApple Pencilがセットで授与されました。世界最先端のクリエイティブツールを使って世界に羽ばたいてほしいという願いを込めています。
審査員特別賞(中村俊介)
星キャッチ / 小宮衣織さん(中学生)
副賞には新世代楽器「KAGURA」とノートパソコンのセットが授与されました。KAGURAを使って音を使った新しいパフォーマンスに挑戦してみてください!
審査員特別賞(千原せいじ)
わたしの好きなものはどれ? / 田中梨乃夏さん(小学生)
副賞には新世代のDJプレイ機器「GoDJ Plus」が授与されました。音楽を流すだけでなく、音楽同士を組み合わせたり、エフェクトをかけたりなど本格的なDJプレイが可能。スピーカーも内蔵されているのでこれ一台でどこでもDJになれます!
入賞
れんさボール / 山本直幹さん(小学生)
副賞にはプログラミングロボット「PETS」が授与されました。PETSはコマンドブロックを背中に差し込むことでロボットの動作をプログラミングでき、実際に物を動かしながらプログラミングも学べるすぐれものです。
ワープコロ / 森園琴水さん(中学生)
副賞には簡単な操作で離陸から着陸、そしてアクロバティックな飛行ができるミニドローン「Parrot Mambo」が授与されました。単に飛ばすだけではなく、軽いものを掴んで持ち上げたり、弾を発射したりすることもできるので、いろいろなことにチャレンジできるはずです。
りんごの木 / 今林陽香さん(中学生)
副賞には工業デザインやイラストレーションなどに携わるデザイナー必携で、漫画家の愛用者も多いカラーマーカー「コピックスケッチ 24色セット」が授与されました。
動くぼうしと動物 / 近藤華香さん(小学生)
副賞にはプロクリエイターから大きな支持を集める画材で、特にアニメーターからの人気が熱い三菱の色鉛筆「ユニカラー 100色セット」が授与されました。
ファーストコンタクト / 志村叶光紀さん(小学生)
副賞には身の回りのモノがなんでもドラムセットになる「KORG CLIPHIT」が授与されました。付属のクリップ型センサーを机やダンボール、雑誌などに取り付けて、それを叩けばなんでもドラムセットに変身。電池で動き、カバンに入る大きさなので、どこでもドラムプレイができます。
子どもたちも”The Creators”に
ビジネスプランコンテストからプロミュージシャンによるエンタテインメントまで、数多くのアトラクションが繰り広げられた今年のThe Creators。将来のクリエイターとなる子どもたちにとって、最先端のパフォーマンスを見ることと同様に、自分で実際に作品を作ってみたり、さらにそれをオーディエンスの前で発表することも大きな刺激になるはずです。ARCとFUKUOKA Creators Award 2017は、大人たちに混じって自らを表現する舞台を準備することができました。そして来年も引き続きそのような舞台をぜひ作ることができたら、と考えています。また来年も未来のクリエイターたちとThe Creatorsでお会いできますように!