クリエイティブ教育ラボ

シューティングゲームのつくり方

先日お知らせしたSpringin’のアップデート、もうみなさん試されましたか? アップデートを記念して、というわけではないですが、今回からは夏休みに向けてSpringin’を使ったゲームのつくりかたを特集します。誰かが作ったゲームで遊ぶのも楽しいですが、自分で作ったゲームで遊ぶのはもっと楽しいですよ。

今回は、Springin’でシューティングゲームを作ってみます。まずはシューティングゲームに必要なアイテムを作っていきます。

シューティングゲームで使うアイテム一覧
シューティングゲームの作り方の流れ

1.ロケットから分身を飛ばす
2.ロケットのコントローラーを作る
3.飛ばした分身でエイリアンを倒す
4.エイリアンをコピーして増やす
5.エイリアンを全滅させたらクリアと表示させる
6.エイリアンを動かす
7.ゲームオーバーの設定

これで必要なものは全部できあがりました。ではこれらのアイテムを使ってどのようにシューティングゲームを作るのか、一緒に操作をしながら見ていきましょう。

1.ロケットから分身を飛ばす

今回つくるシューティングゲームでは、ロケットが自身の分身を飛ばして、その分身がぶつかることでエイリアンを倒す、というしくみにします。

そこでまずは、ロケットを画面中央より下に配置します。そしてロケットの属性メニューの中から【ゴースト】を選択。表示された画面でゴースト(分身)の飛ぶ方向と速さを設定します。今回は上にまっすぐ飛んでいくように設定しました。

ここで一旦プレイモードに(画面下のメニューバーにある再生ボタンをタップ)してワークを再生してみましょう。ロケットをタップすると分身が飛ぶようになりました。

さらにシューティングゲームっぽくするために、このロケットを操作するコントローラーをつくります。

2.ロケットのコントローラーをつくる

今回は「ロケットの分身の発射ボタン」「ロケットの位置を左右に動かすボタン」をつくります。

まずは発射ボタンをつくります。
アイテムリストから発射ボタンを選択し、ロケットの下に配置します。まずは【ピン】で発射ボタンが動かないように固定します。次に発射ボタンに【連鎖(全て)】をセット。【連鎖(全て)】はそのアイテムの操作で、対象アイテムのイベントを発生させるという属性です。今回は「発射ボタンを押すと、ロケットから分身が発射される」としたいので【連鎖(全て)】の対象アイテムにロケットを設定します。

またここでプレイモードにしてワークを再生。発射ボタンを押すと、ロケットの分身が発射されるようになりました。

続いて、ロケットを左右に動かすボタンをつくります。
下の画面のように、発射ボタンの左右に、ボタンを配置します。最初につくったボタンは右向きの矢印のものしか作っていませんが、左向きのボタンは、右向きのボタンを回転させて配置すればオッケーです。

右側のボタンの属性メニューから【動力(右)】をタップ。対象アイテムに動かしたい相手=ロケットを選択してOKボタンをタップします。

同様に、左側のボタンにも【動力(左)】で対象アイテムにロケットを設定します。

それではプレイモードでコントローラーのチェックをしてみましょう。

左右の操作ボタンを押すと、押している時間の長さに応じてロケットが加速して動きます。
これだとちょっと動かしただけでロケットが画面の外に出てしまう…。

そこでロケットを【ピン】留め。【ピン】の特性により一定速度で動くようになります。

これでロケットのコントローラーが完成しました。

3.飛ばした分身でエイリアンを退治する

次はシューティングゲームの見せ所、飛ばしたロケットの分身でエイリアンを退治する、という設定をします。
まずはエイリアンを画面上方に配置します。プレイモードで配置したエイリアンをめがけて分身を発射!!…してもロケットの分身はエイリアンをスルリと通過…。このままでは何も起こりません。

なぜならば、ロケットとエイリアンの関係をまだ設定していないから。
「ロケットの分身がエイリアンに当たると、そのエイリアンは消える」という関係を設定してあげる必要があります。ではその関係性を設定しましょう。

そこで今回使うのが、対象アイテムとぶつかると相手のイベントを起こす属性【接触】です。【接触】によるイベントを起こすときはぶつかるのは自分だけじゃなく【ゴースト】による分身でも有効なんです。
ロケットの属性メニューで【接触】をタップ。対象アイテムにエイリアンを選択します。

次に、対象アイテム=エイリアンのイベントを設定します。
エイリアンの属性メニューで【消滅】を選択。

これで、ロケットの分身がエイリアンに当たると、エイリアンが消えるという関係性が設定できました。

4.エイリアンをコピーして増やす

エイリアンを退治できましたが、1匹だとゲームもすぐに終了してしまうので、ゲーム性を上げるためにエイリアンを増やしちゃいましょう。

前項で設定済みのエイリアンの属性メニューから「コピーボタン」をタップ。すると、2匹目のエイリアンがコピーされます。(コピーしたアイテムに重なっています。)1匹目の設定も保持しながらコピーされているので、同じ設定をし直す必要はありません!便利!

適度にエイリアンを増殖させてください。

さてここまででシューティングゲームの基本的なところは完成しました。ただ今のままだとゲーム感が足りない……。というわけで「ゲームクリア感」を出す演出を追加していきます。

5.エイリアンを全滅させたらクリアと表示させる

全部のエイリアンを退治したら「CLEAR!」と表示させるしくみをつくります。

Springin’では1つのワークの中にいくつかの場面を持つことができます。この一つ一つの場面を「シーン」と呼んでいます。今回は「CLEAR!」画面を新たなシーンとしてつくります。

シーンを追加するには、画面右のシーンリストにあるプラスボタンをタップします。そしてシーンリストに追加された新しいシーンを開きます。

このシーンにCLEAR!アイテムとBACK(戻る)ボタンを配置します。

BACKボタンをタップするとシーン1枚目ゲーム画面に戻るように設定します。
BACKボタンの属性メニューで【シーンチェンジ】をタップ。
シーン選択画面でゲームページ(シーン1枚目)を選択します。

これで、BACKボタンをタップするとゲームページに戻るようになります。これでクリアしたあとも何度もこのゲームで遊べます。

ただ「CLEAR!」画面を出すためには、全部のエイリアンを退治したかどうかをチェックする必要がありますよね。そのためのチェックアイテム「チェックくん」をここで登場させます。

アイテムリストから薄いグレーのCHECK(チェックくんと呼びます)を画面左下に配置します。

そしてチェックくんが全部のエイリアンを退治したかどうかを判定するために【フラグ】を使います。【フラグ】は対象アイテムとして指定したアイテムがシーンからなくなったとき、自分が持つ他のイベントを起こします。

エイリアンが全部消えたかどうかをチェック。全部消えたら【シーンチェンジ】が発動する。

チェックくんの属性メニューを開いて【フラグ】をタップ。チェックする相手=エイリアンを全部選択します。

ここで、チェックくん自身の属性に【シーンチェンジ】を設定し、行き先のシーンに2枚目(CLEAR!ページ)を設定します。

これで、エイリアンが全滅したらCLEAR!ページを表示する設定が完成しました。

さてここまででシューティングゲームとしてはほとんど完成しました。ロケットを操作して、エイリアンを全部退治して、クリア画面も出て、クリアしても何度でも再開もできる。でもなにかもの足りない……。そうか、エイリアンが止まっているからゲームとしては簡単すぎるんだ…!

6.エイリアンを動かす

では、エイリアンを動かしてこのゲームの難易度を上げてみましょう。

エイリアンに【移動】を設定。移動させたい軌跡を画面内に描きます。画面上部にある緑色のバーは、描くことのできる軌跡の残量を表示しています。

プレイモードで確認。
あれ、動かない。ゲームの開始とともに動いて欲しい。

そこで、エイリアンの属性メニューで【オート】をタップ。
【オート】【移動】の効果を自動的に発生させる属性です。

他のエイリアンたちにも【移動】【オート】を設定。
これでゲームの開始とともにエイリアンたちがそれぞれの軌跡通りに動きます。
…が、エイリアン同士がぶつかってしまいます。互いに譲らない頑固なエイリアンになっています(それはそれで面白いんですが)。それぞれが軌跡の通りにぶつからずに動くよう、全てのエイリアンに【物理無効】を与えてあげましょう。

これでエイリアンたちはスイスイとそれぞれの軌跡の通りに動き回るようになりました。

7.ゲームオーバーをつくる

ここまででもゲームとしては成立しているんですが…せっかくなのでゲームオーバーもつくっちゃいましょう。

ここで、エイリアンがロケットにあたったら負けページを設定する、というゲームオーバーの設定を考えました。
これまでの流れを参考にすると、ロケットに【シーンチェンジ】をセットしてエイリアンがロケットにぶつかったら負けページに飛ぶ、という設定をしてみるんですが…

発射ボタンをタップすると【ゴースト】だけじゃなく【シーンチェンジ】も発動してしまう…

これだと、発射ボタンをタップするとページが変わってしまいます。

うーんと…ロケットに【シーンチェンジ】を与えるとページがめくられちゃうから…

あ!
【シーンチェンジ】はロケットではなく別のアイテムが持っていて、そのアイテムはロケットの近くにあって、それで、エイリアンがそのアイテムに当たるとゲームオーバーになって……

まとめると、エイリアンがあたったらゲームオーバー!を表示する別のアイテムを作る方法でやってみることに。

長い棒のアイテムを作ります。

ロケットのあたりに真横に配置。このままだとロケットが隠れて見えないので、長い棒の属性メニューで「最背面ボタン」をタップして、長い棒をシーンの最背面に配置します。

このままでは、ロケットと衝突したり、誤って触ってしまったら動いてしまうので、長い棒に【物理無効】【ピン】を与えます。

次にGAMEOVERページを作ります。

シーンを追加して3ページ目を作り、GAMEOVERとBACKボタンを配置します。

BACKボタンの属性メニューで【シーンチェンジ】をタップ。
行き先にゲームページ(シーン1枚目)を設定します。

次に、ゲームページに戻り、エイリアンに【接触】を設定し、対象アイテムに長い棒を選択。

長い棒に【シーンチェンジ】を設定し、行き先にGAMEOVERページ(シーン3枚目)を設定します。

これでゲームオーバーの設定が完成!

完成したワークはこちら!(下の画像をクリックするとダウンロードページを表示します!)

その他にもこんな方法も…!

1:20あたりからご覧ください。ロケットを左右にうごかすのではなく、回転させてるんですね!
敵を小さくして増やしたり動きを早くするだけでもゲームとしてはもっと面白くなりますし、さらにボスキャラを作ったり、敵の中に味方(分身を当ててはいけないアイテム)を置いたり…いろんな方法でゲーム性や、オリジナリティを加えることができます。

いろんな方法で試してオリジナルのシューティングゲームを作ってみてください!

次回は「トレジャーゲーム」の作り方を紹介します!お楽しみに!