コラム

「しくみデザイン」という社名に込められた意味

こんにちは。山口ビアンカです。この6月にしくみデザインのPRチームにジョインしました。生まれたのはルーマニアで、今は福岡に子どもと一緒に暮らしています。

今日は7月22日にしくみデザインCEOの中村俊介が登壇した「Global Challenge! Startup Team Fukuoka」のイベントの模様をレポートします。そしてこの記事を通じて、なぜ私がしくみデザインで働こうと考えたかを伝えられたらと思っています。日本語のライティング能力を高めるために、日本語でもレポートを書いてみます。

「Global Challenge! Startup Team Fukuoka 2017」は、福岡の人々が自らのスタートアップを立ち上げるために必要な知識やスキル、ネットワーキングの機会を得るために1年間実施される福岡市のプログラムです。

「Global Challenge! Startup Team Fukuoka」を福岡市と共同で進めるbtraxは東京とサンフランシスコにオフィスを構え、アジアの市場参入と成長を専門とするローカライゼーション・マーケティング会社。7月22日のイベントでは「成功した地元の起業家」のプレゼンテーションとQ&Aセッションがプログラム参加者に対して行われました。そしてその地元の起業家として中村俊介(これから記事の中ではいつもオフィスで呼んでいるようにシュンスケ、と書きますね)が招待されました。

私はしくみデザインのスタッフであると同時に、「Global Challenge! Startup Team Fukuoka」のプログラム参加者でもあります。今回のイベントにもプログラム参加者の立場から、聴衆として参加していました。シュンスケが他の3人のスピーカーと一緒に登場したときはうれしかったし、しくみデザインやKAGURAの話を聴衆の視点から聞いたのは初めての経験でした。普段はなかなか聞けないしくみデザインの誕生についても初めて聞くことができました。

4人のスピーカーの中でシュンスケは一番目立っていました。彼のファッションセンスのせいかな。カラフルなシャツ、帽子、個性で知られていた彼の見た目は、CEOよりもアーティストという感じでした。

英語に直訳できない「しくみ」という日本語

いろいろな話のなかで、私が一番好きだったのは「しくみデザイン」という社名を選んだプロセスの話です。会社の名前はその会社のビジョンを示すという意味で大きな責任であり、シュンスケもこのプロセスを重く捉えていました。しくみデザインが設立されたのは13年前。当時は会社の名前に英語を使う傾向がありました。シュンスケは自らの言葉を大切にしていて、自身の言葉の中から、英語に直接翻訳できない「しくみ」という言葉を社名に選んだとのこと。日本語の「しくみ」という言葉は、その状況に応じてplan, arrange, device, mechanism, structure, system, designという訳が当てられます。これらを総合する日本語が「しくみ」というわけですね。「SHIKUMI」という言葉はUMAMI(うまみ)みたいにきっとそのまま英語になるんじゃないかと思っている、と話していました。

シュンスケが目指している「しくみ」は「誰でも笑顔になる」こと。そしてそれに加えて「クリエイティビティ」も表現したかったので、社名にデザインをつけくわえて「しくみデザイン」になりました。これがしくみデザインという社名の由来でした。

イベントでは4人のスピーカーがプレゼンテーションを行ったのですが、シュンスケはPowerPointを使いませんでした。正確に言うとPowerPointを使う必要がなかったんです。PowerPointの代わりにシュンスケが使ったのはKAGURAでした。KAGURAの演奏が始まると、参加者は驚いていました! カメラに向かって手を動かしてKAGURAの演奏をし、短いセンテンスの演奏が終わった瞬間、聴衆は熱狂的な拍手をしました。これはとても印象的でした。

KAGURAでのパフォーマンスが終わったあと、シュンスケは「KAGURAは世界に一つしかない音楽、映像とモーションの特別なシナジーである」と語りました。それを聞いた瞬間、自分がしくみデザインのスタッフであることを思い出し、その仕事の重さを感じました。私の目の前にあるKAGURAは驚くべき芸術です。そして私のしくみデザインのPRチームのスタッフとしての目標は、その素晴らしさを伝えることですが、それをどうコミュニケーションの力で広げていくか、非常に大きな課題だと感じるようになりました。世界がKAGURAの可能性を実感するためにどれくらいの時間がかかるのだろうか。そして私は何ができるだろうか。

しくみデザインはチーム

最後にもう一つ、印象に残った話を書き残しておきたいと思います。それはレクチャーの中で「自分は数字が苦手です」と言い切ったこと。これは衝撃でした。そしてこう続けました。「なのに、私はクリエイティブ系の制作会社のCEOです。なぜか。それはしくみデザインがエンジニア、ミュージシャン、デザイナー、バックオフィスなどのスーパーチームだからです。私はチームに感謝しています。みんながいないと何もできないので。」。

確かにシュンスケにとって、数字は得意分野ではないかもしれません。ただ彼のチームメンバーとして働いていると、彼のビジョンやソーシャルスキル、そして忍耐力を感じます。そしてそれがしくみデザインを彼がマネージメントできている大きな理由だと思います。そしてそれらがなければKAGURAというたったひとつのプロダクトだけで、世界的な7つの賞を勝ち取ることができなかったはずです。

私はシュンスケやしくみデザインが最終的に目標を達成することは間違いないと信じています。そして彼のビジョンと管理下で働くことを誇りに思います。