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未来を創るクリエイティブカンパニー「しくみデザイン」代表取締役・中村俊介が第29回福岡県文化賞「奨励部門」を受賞

クリエイターとしての先進的な開発と次世代の人材育成が、福岡県のメディア芸術分野の向上・発展に大きく寄与

しくみデザインが開発した新世代楽器アプリ「KAGURA(カグラ)」(パソコンのカメラで手や身体の動きを検知し、身体を動かすだけで触れることなく演奏できる新世代楽器)は、2013年に米インテル社が世界規模で実施し、16か国から数千人の開発者が参加した技術コンテストにおいて、約2,800作品の中からグランプリを受賞。同アプリは2015年にプロのミュージシャンが創作やパフォーマンスに活用できる音楽ツールとしてリリースされ、2016年には世界的な最先端音楽スタート・アップコンペティションでアジア初となるグランプリを受賞。これをきっかけに世界中から数多くの出演、登壇、ワークショップ依頼が殺到するなど、世界中の注目を集めました。

また、2015年には、文字を使わずに誰でも簡単にデジタル作品がつくれる創造的プログラミングアプリ「スプリンギン」を開発。この「スプリンギン」は、2018年の「フクオカRuby大賞」グランプリおよび福岡県知事賞を受賞。さらに、同年には、中村俊介が福岡県教育委員会の「福岡県プログラミング教育推進協議会」委員に就任し、「スプリンギン」を活用したモデル授業を展開するなど、教育分野にも力を入れています。2020年度には、文部科学省、総務省および経済産業省による小学校プログラミング教育の充実を図る取り組み「みらプロ2020」で採択されたのを機に、プログラミング教育の現場や家庭での利用が進み、累計ダウンロード数84万件を達成。(2021年12月17日時点)

これまでの国内外で高い評価を得ながらクリエイターとして常に先進的な開発を続けるとともに、次代の人材育成における活動が福岡県におけるメディア芸術分野の向上・発展に大きく貢献したことから、第29回福岡県文化賞「奨励部門」受賞に至りました。

<福岡県文化賞について>
福岡県では、県民の皆さんの幅広い文化活動を促進し、本県文化の向上・発展を図るため、文化振興に顕著な功績のあった個人や団体に「福岡県文化賞」を1993年度から贈呈。創設以来、これまで114の個人・団体を表彰。このたび、市町村、文化関係団体、報道機関等からの推薦があった33の個人・団体の中から、外部有識者で構成される「福岡県文化賞選考委員会」(委員長:谷 正和 九州大学大学院芸術工学研究院長)の選考を経て、創造部門 川﨑幸子さん (博多人形師)、社会部門 山里の廃校利用美術館 共星の里 黒川INN美術館(廃校利用のアート空間)、奨励部門 中村俊介(株式会社しくみデザイン 代表取締役)に、第29回福岡県文化賞を贈呈することを決定しました。(※奨励部門:個性的又は創造的な創作活動を行い、将来活躍が期待されるもの。なお、個人にあっては、その年齢が概ね40歳代までの者とし、団体にあっては、その構成年齢が比較的若いもの)

中村俊介 (しくみデザイン 代表取締役/博士(芸術工学))

1975年生まれ。名古屋大学建築学科を卒業後、九州芸術工科大学大学院(現・九州大学芸術工学研究院)在学中にメディアアーティストとして様々な賞を受賞、体の動きを音楽に変える「KAGURA」で特許を取得。博士(芸術工学)取得後、2004年九州工業大学HITセンターに講師として招聘され、教鞭を執る傍ら翌2005年にしくみデザイン設立。
米インテル社主催の技術コンテストや欧州最大の音楽フェスSónar+Dのスタートアップコンテストで日本人初の世界一を獲得。その他、福岡市文化賞をはじめ国内外30個以上のアワードを受賞。福岡県プログラミング教育推進協議会委員、キッズデザイン賞審査員、アジアデジタルアート賞審査員を務め、クリエイターの立場から世界中の子どもたちを創造的にするクリエイティブ教育に力を入れている。

<主な受賞歴>
2012年 芸術工学会20周年記念学術賞受賞
2013年 Intel(R)Perceptual Computing Challengeグランプリ
Microsoft Innovation Award 優秀賞
2014年 福岡ビジネスデジタルコンテンツ賞大賞及び特別賞
2016年 Sónar+D Startup Competition Awards 2016グランプリ
2018年 フクオカRuby大賞 グランプリ
2019年 第43回福岡市文化賞