クリエイティブ教育ラボ

ライフの設定方法

ゲームを面白くする手段のひとつに「ライフ」があります。
「ライフ」とはゲーム中の主役の「生命力」を可視化あるいは数値化したもの。

ライフの設定は、これまで紹介したゲームのつくり方にも加えることができるゲームの要素です。

これまで紹介したゲームのつくりかた

https://www.shikumi.co.jp/blog/springin_tips-11/
https://www.shikumi.co.jp/blog/springin_tips-12/
https://www.shikumi.co.jp/blog/springin_tips-13/

今回解説するワーク

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このワークを使ってライフの設定について解説していきます。

今回の記事で使用するアイテム一覧

上記アイテムを下図のように配置しました。
ライフは3つ。ライフがあるうちは、主人公が敵にあたったり画面から消えてしまってもやり直しができます。全てのライフを使い切ったあとに、主人公が消えると、2ページ目の「残念」を表示させます。

では早速ワークの中身をみていきましょう。

主人公を動かす設定を行います。
まずこの世界に【重力】を設定します。

下部に配置したジャンプボタンの【ジャンプ】と矢印ボタンの【動力(左)】で、対象アイテムに主人公を設定します。ジャンプボタンと矢印ボタン自体はタップした時に動いて欲しくないので【ピン】で固定します。

次に、主人公と敵、主人公とライフの関係を見ていきましょう。

まずは主人公と敵の関係。
主人公が敵にぶつかると消える、という設定をします。

主人公に【消滅】を設定します。
いつ【消滅】するかというと、主人公が敵にぶつかったとき。
敵に【接触】を設定し、対象アイテムに主人公を選択します。
(主人公に【接触】を設定する間違いが多いので注意。【接触】を持っているアイテムのイベントを発生させるのではなく、対象アイテムのイベントを発生させます。)

これで、敵にぶつかったら主人公が消える、という設定ができました。

次に主人公とライフの関係を見てみましょう。
主人公が消えるとライフがひとつずつ減っていくようにしていきます。

まずは1つ目(一番左にあるライフ)を見てみましょう。
動かないように【ピン】、そして【消滅】【フラグ】【リセット】が設定されています。

これにより、主人公が画面から消えたときにライフ1が消えるようになっています。
どういうしくみになっているのか、順を追って詳しく見ていきましょう。

①主人公が消える(敵にぶつかって【消滅】する、もしくは画面外に出てしまう)
②主人公の動向をチェックしているライフ1の【フラグ】が作動
③ライフ1自身の【フラグ】により【消滅】、同時に【リセット】が作動
ライフ1の【リセット】により対象アイテムである主人公がゲーム開始時の状態に戻る

では、主人公が画面から消える(①が起こる)2つのパターンを見てみましょう。

敵にぶつかった時

画面から消えた時

主人公が敵にぶつかったり、落下して画面から消えてしまったらライフ1が消えていますね。

では次に2つ目のライフが消える設定をしましょう。
設定している属性は、【ピン】【消滅】【フラグ】【リセット】
ライフ1の時と同じですね。

ライフ2が消える条件は、ライフ1の時と同様、主人公が消えた時なんですが、もう一つ必要な条件があります。
それは「ライフ1」が消えていること。なので、ライフ2は、主人公の動向だけでなく、ライフ1の動向もチェックする必要があります。

①主人公が消える(敵にぶつかって【消滅】する、もしくは画面外に出てしまう)
②主人公とライフ1の動向をチェックしているライフ2の【フラグ】が作動
③ライフ2自身の【フラグ】により【消滅】、同時に【リセット】が作動
ライフ2の【リセット】により対象アイテムである主人公がゲーム開始時の状態に戻る

主人公が消えることによって発動する【フラグ】によりライフが順番に消えるためには、一つ前のライフが消えているかどうか、を条件に含めることがポイントになります。

それでは3つ目のライフについても見てみましょう。
ライフ1、ライフ2と同様、設定している属性は、【ピン】【消滅】【フラグ】【リセット】

同様に、見ていくと

①主人公が消える(敵にぶつかって【消滅】する、もしくは画面外に出て消える)
②主人公とライフ2の動向をチェックしているライフ3の【フラグ】が作動
③ライフ3自身の【フラグ】により【消滅】が作動し消える、同時に【リセット】が作動
ライフ3の【リセット】により対象アイテムである主人公が元の位置に復活する

ここまでで、ライフが3つ全て消えるところまで設定できました。
次に失敗すると、ライフは残っていないので、ゲームオーバーです。
ゲームオーバーになると、2ページ目の残念ページが開くよう、設定していきます。

ここで設定するのは、画面右上に配置したチェックくん。
チェックくんに設定する属性は【ピン】【消滅】【フラグ】【シーンチェンジ】

ライフ3つには【リセット】で主人公を復活させていましたよね。
チェック君が作動するときは【リセット】で主人公を復活させるのではなく、【シーンチェンジ】により2ページ目を表示するように設定します。

①主人公が消える(敵にぶつかって【消滅】する、もしくは画面外に出てしまう)
②主人公とライフ3の動向をチェックしているチェックくんの【フラグ】が作動
③チェックくん自身の【フラグ】により【シーンチェンジ】が作動
チェックくんの【シーンチェンジ】により2ページ目が表示される

これで完成です!

ライフを設定する、つまりゲーム中に「失敗の数」に限りを加えることで、ゲームをプレイする人に「失敗できない!」というハラハラ感を与えることができます。今回はライフとして「失敗」を数え可視化しましたが、次のステージへいくためのステップとして「成功の数」としてゲームに応用することもできます。

ライフの設定、ぜひ、使ってみてくださいね!